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田舎特集3 第2回 熊野古道 - 小辺路のこと

不思議な村―野迫川村

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「山があるから歩く」という言葉がありますが、今年2回目の小辺路を3泊2日(7月19日・20日)の行程で歩いてまいりました。 伯母子峠(1344m)からの下りで、右膝(ひざ)を痛め、3回も木の根と落ち葉ですべって、右足首は、ガクガクの第1日目でした。

そもそも、野迫川村へは、昨年7月十津川村へ車で入った途中で、標識を間違えて入ったのが始まりですが、途中で「雲海景勝地」(標高約1000m)の看板があり、高野山の陣ヶ峰(標高1105m)が背中にあり、その景勝地から見える山並みが、1500m以上はあると思われ山々で、今年その山脈が大峰山脈であることが分かったのです。

写真2 写真3 写真4 写真5

今、机上には、古い5万分の1の地図と、野迫川村の「ガイドマップ」があり、木々の間からかいま見た山々と、「伯母子岳」の山上から見た、山々を想い浮かべながら野迫川村唯一の道案内の「語り部」さんの言葉を、想い浮かべております。 写真6

高野山より、「護摩檀山」を峠とし、龍神温泉まで下がる高野龍神スカイラインの1000mクラスの山並みと、標高1100mクラスの雲海を見渡す「水ヶ峰」を背にした冬の雪の深い野迫川村を、南北に流れる「北股川」の急峻が「北股」「大股」まで一気に下り、そこから2時間半を、600m上りきりますと「伯母子岳」の峠に至ります。 その頂上を西に「護摩檀山」、東には大塔村・釈迦ヶ丘と連なる大峰山脈のさえぎる物のない見事な稜線が遠望されるのです。

写真7 写真8 写真9 写真10

この稜線が、西に高野町、龍神村、北から野迫川村、下って「平辻」「大股」を経て、「伯母子岳」に至り、南側、十津川村との境界線として一線を画するのですが、「語り部」さんのお話によりますと、高野山の「弘法大使」と大峰山の「役行者」が、この「伯母子岳」で逢われて「真言密教」の曼茶羅の世界と、自然崇拝に根ざした熊野信仰と「修験道」の世界とを別けられたと言われているそうです。 写真11

次回は足を痛めた「伯母子岳」の下りから、野迫川村の不思議をさぐりながら、翌日の「三浦峠越え」をご報告したいと思います。


2008年8月8日 掲載
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